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川崎相続遺言法律事務所ブログ

2016年4月4日(月)

司法試験って?

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今回は皆様に弁護士という存在をより身近に感じていただくために、現行の司法試験制度について簡単にご紹介させていただきたいと思います。

 

 

皆様もご承知のこととは存じますが、法曹(裁判官、検察官、弁護士)になるためには、司法試験という試験に合格しなければなりません。

 

 

この司法試験は、毎年5月に実施されておりまして、今年は、5月11日(水)、12日(木)、14日(土)、15日(日)という中日を挟んで4日間で行われます。

 

 

今年の受験生は試験まで残り約1か月ということでまさにラストスパートをかける時期に入っています。4日間という長丁場になりますから、体調管理に最大限配慮しつつ、頑張って欲しいところです。

 

 

ただ、試験自体は5月に実施されますが、合格発表は9月となっています(今年は9月6日)。ですので、試験が終わってから約4か月は合否がわからないまま、過ごすことになります。

 

 

この4か月をどう過ごすかというと、不合格となってしまった場合に備えて来年の試験に向けて勉強を再開するという方もいますし、アルバイトに精を出すという方もいますし、貴重な長期休暇の機会であるということで海外旅行に行く方など様々な方がいらっしゃいます。

 

 

このようにして各々様々な思いを巡らせながら4か月を過ごし、合格発表日を迎えることになります。合否は、パソコンで確認することもできますし、法務省の掲示板などで確認することもできます。

 

 

ちなみに私はパソコンで確認をしたうえで、重ねて法務省の掲示板で確認しました。パソコンで確認した時点で合格ということはわかってはいたものの、法務省の掲示板で確認するときも緊張しました。それだけ重圧がかかっていた試験でした。

 

 

こうして司法試験に合格して晴れてその日から法曹に・・・ということにはなりません。

 

 

司法試験に合格した後も、司法修習という研修を約1年間を受けなければ法曹になることはできません。長い道のりです。この司法修習についてもまた機会があればご紹介できたらと思います。

 

 

(勝本)

 

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